【はぐふる特集】熱が下がった後の湿疹、 発熱 時の湿疹や顔の腫れ…これって何の病気?

2022.09.13

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熱が下がった後の湿疹、発熱時の湿疹や顔の腫れ…こどもの病気特集

子どもが熱を出した!何の病気なのかわからず不安になることもありますよね。
今回は熱の出る病気の中から、皮膚などに症状が現れるものをピックアップしました。
数ある症状の中の一部ですが、病気を知って、病院受診の際に、お子さんの症状を
話すための目安としてください。

突発性発疹 (とっぱつせいほっしん)

【高熱が下がった後に湿疹】

 高熱と、熱が下がった後に現れる皮膚の発疹が特徴のウイルス感染症です。


・生後4カ月から2歳くらいまでに発症することが多い。
・季節による流行はなし。
突然、38℃以上の高熱が出る。発熱は通常3~4日間、長くても1週間で下がる。
熱が下がると、顔や首、体などに発疹が現れる。平均で4日間くらい続き、跡形もなく自然に治まる(熱が出ても発疹が現れない場合や、逆に発疹だけで熱が出ないこともある。)
 

手足口病(てあしくちびょう)

【熱が下がった後に、体に小さな水ぶくれがたくさんできる

手足口病は、口の中、手のひら、足の甲、足の裏に小さな水ぶくれ(水泡性発疹)ができる病気で痛みやかゆみを伴うのが特徴の病気です。


・~10歳くらいまでに発症することが多い。
・主に夏に流行。
発熱は高くないことが多く1~2日で熱は下がる。(発熱しないこともある)
感染してから3~5日後に口の中、手のひら、足の甲や裏に直径2~3ミリほどの水ぶくれができる。
・ほとんどの場合、7~10日で治る。
 

溶連菌感染症(ようれんきんかんせんしょう)

【高熱、のどの痛み(舌のブツブツ)、皮膚に湿疹】

人によっていろいろな症状が起こります。
よくある症状としては、急性咽頭扁桃炎(きゅうせいいんとうへんとうえん)、猩紅熱(しょうこうねつ)、皮膚の感染症、続発症(ぞくはつしょう)です。


 
・0歳から成人までかかりますが、特に4~6歳の患者さんが多い。
・冬と春から初夏にかけての2つの時期に流行のピークがくることが多い。
・『急性咽頭扁桃炎』は、高熱、のどの痛みで発症し、頭痛、腹痛や嘔吐がみられることがある。のどは真っ赤になり、扁桃も大きく腫れて黄白色の斑点がみられる。舌の表面がイチゴのように赤いブツブツができて「苺舌」という症状が特徴的。
・『猩紅熱』は、急性咽頭扁桃炎に引き続いて起こる。
強いのどの痛み、頭痛、吐き気、体や手足に赤い発疹が隙間なく現れ、日焼けのようにみえることがある。顔は、額と頬が紅潮するので口の周りだけ白っぽくみえる口囲蒼白(こういそうはく)と呼ばれる状態になることもある。
・『続発症』は、溶連菌の感染から2~3週間経ってから急性糸球体腎炎(きゅうせいしきゅうたいじんえん)とリウマチ熱などになる症状です。
 

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)

【熱とともに、耳下腺が炎症を起こして腫れる

おたふくかぜは、流行性耳下腺炎(りゅうこうせいじかせんえん)ともいい、ウイルスの感染で唾液を分泌する唾液腺である耳下腺(じかせん/下顎の側面や耳の下のあたり)が炎症を起こして腫れる病気です。


 
・1歳~12歳くらいに罹ることが多い。
・潜伏期間は、2~3週間。人にうつしやすい時期は、耳下腺や顎下腺が腫れる1~2日前から腫れあがってから約5日目の期間。

 

休みの日に子どもの体調で悩む症状があれば、休日・夜間に子どもの症状を相談できる子ども医療電話相談「♯8000 」に電話をしてみよう。

夜になって子どもの熱が上がってしまった。

病院を受診したほうがいいのかな?と悩んだときに覚えておきたい電話番号「♯8000」です。

小児科医師・看護師ら適切な対処の仕方や受診する病院のアドバイスを受けられます。
お住まいの域の窓口に自動転送されるようになっているため、全国どこからでも「♯8000」でOK。

自治体によって実施時間帯が異なるので事前に自分の区域のチェックしておくと安心です。
 
▽参考リンク
厚生労働省|子どもの症状は♯8000 (mhlw.go.jp)

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