【ゆうすけさん夫婦の働き方】一人目の出産の時に取得した男性の 育児休業 について

2022.03.03

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出産後の睡眠

ご夫婦の情報

【夫婦のお名前】
妻[えみ] 夫[ゆうすけ]
【現在の家族構成】
妻、夫、長男1歳、ペット
【出産時期のご職業】
妻[ブライダル]、夫[製造業]
【勤務形態】
妻[契約社員]、夫[正社員]
【勤務時間】
妻[9:00-18:00]、夫[8:30-17:30]
【職場までの通勤時間】
妻[50分]、夫[1時間]
【出産当時のご年齢】
妻[40歳]、夫[36歳]

【お二人の出産までのお話】

婚活で出会ったお二人は、ご結婚前から子どもをずっと希望されていました。
結婚式が終わったら年齢のこともあるので、すぐに妊活をしようと話し合い、
式の後に妊活を経てお子様を授かって出産されたとのことでした。
今回はご主人が育児休暇を取得されたということで、インタビューにお応えいただきました。

インタビューは2022年1月に行ったものです。

育児休業を取得しようと考えたのはいつからですか?

妻が妊娠するより前からずっと、「子どもができたら育児休業を取得したいな」と考えていました。

赤ちゃんのそばで成長を見届けたい思いが強くありましたので。

妻にもそのことは伝えていて、実際に妊娠がわかった時には、『絶対取得するぞ!』という気持ちで過ごしていました。

 

新型コロナウイルスが流行しているなかでの出産だったので、里帰り出産を行うことができそうになく、それも育児休業を取得する決定打となりました

取得する以外の選択肢は私の中にありませんでしたね。

育児休業を取得する際や復帰後の職場の反応や対応について

会社では、育児休業を取得した男性社員が一人もおらず、取得できた場合は私が一番初めになるため「無事、取得できるのか?」が課題でした。

 

男性の育児休業について調べてみると、育児休業制度に理解の少ない会社だと、申請を出しても認めてくれないだとか、従業員に対して減給や降格など不利益な処分で嫌がらせをする、といった事例があることをネットの記事で読んだことがあったので、私も会社と揉めるかもしれないと思い、早めに相談をすることにしました。

 

妻の出産5カ月前くらいには、会社の上司、部署の人間、人事に「育児休業を取得したいと考えている」と伝えたと思います。

 

相談を持ちかけた時の反応は残念ながら肯定的な感じではなく、同じ部署の人間から「前例がない」と言われてしまいました。

 

※ 事業主は,対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには,これを拒むことはできません(「育児休業,介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」第6条)。

 

このまま取得ができないのでは?と不安に思ったのですが、人事の方は『取得できるよ』『いろいろな手続きは確認しておくよ』と言ってくれたため、同じ部署の人間を説得してもらい、最終的には育児休業を取得することができました。

 

当初は1カ月の休業期間として希望を出していましたが、部署内で揉めたことや仕事の都合などもあって、実際に取得できた期間は二週間です。

妻の退院日から二週間の取得でした。
取得できると分かった後も、ものすごく不安だったので、『育児休業』に関する書類などを読んで何度もしつこく人事の方に進捗を確認していました。

 

*****

 

職場復帰の時は、少し身構えていましたが、待遇や環境、周りの人の態度は育児休業取得前と変わりありませんでした。

部署の人が懸念していたのは、会社で前例がなく、「よくわからないからダメ」と、なっている部分が多くあったと思います。「取ったら取ったで、なんとかなった」ようです。

育児休業の取得期間や給与面について

まず、育児休業取得にあたって、夫婦間でお金の相談をしたことはありませんでした。
二週間の取得だったので、「長い期間お金が入ってこない」などもなかったですし、私の住んでいるところは行政の手続きがとても早くすぐに育児休業給付金のお金を受け取った覚えがあります。

取得期間については、もっと長い期間育児休業を取得すればよかったと感じています。二週間だと全然足りません。妻からは『二週間いてくれて助かった』と言われましたが、二週間ではまだまだ妻も私も赤ちゃんの世話に慣れなくて、「日中、自分がいなくて妻は大丈夫かな…」と、とても心配でした。
欲を言えば半年ぐらいは取得したかったです。

最後に、育児休業を取得してよかったと思う点や感じたことを教えてください。

仕事から帰ってきて子育てをするのではなく、24時間赤ちゃんがそばにいる状態で家事をするやり方を覚えることができたのがよかったと思います。
具体的にどのようなことをやっていたかは、毎日が激動の日々過ぎて何も思い出せませんが。笑
二人の時と勝手が違うので、体力を消耗した感じがします。

 
二週間、すごい必死で駆け抜けました。
産後すぐは、妻は体調的にも無理ができませんので、買い物に行ったり、夕飯を作ったり、沐浴や寝かしつけをしたり、ミルクをあげたり、妻の負担を減らせるように積極的に行動したと思います。
 

赤ちゃんと過ごせたこともとてもうれしかったのですが、
一番感動したのは、体調もまだまだ万全ではないのに、妻が頑張って手作りの『賞状』を育児休業の最終日にくれたことです。
「お疲れ様、ありがとう」と書かれている賞状を見た時、ジーンと胸が熱くなりました。
 
家族と密接に過ごすことができましたし、育児休業はとてもありがたい仕組みだと感じました。

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