【妊娠中】 おしるし や破水、陣痛はどんな症状?前駆陣痛から出産までの流れ【助産師監修】

2020.07.20

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陣痛

おしるしとは

おしるし」とは、出産の準備段階で起こる出血のことです。

赤ちゃんが入っている卵膜は、通常子宮の壁に張り付いています。
お産が近づき、卵膜が子宮壁からはがれ、それによって出血が起こります。
この出血は、個人差もあるのですが、おりものの中に筋状に出血が混じる程度から、月経の少ない日程度の量です。色は薄い赤色や茶褐色など、様々です。

おしるしなしに陣痛が始まることもあれば、おしるしがあっても陣痛が始まるまで数日かかることもあります。おしるしは、2~3日連続で起こることもあります。

破水とは

赤ちゃんが入っている卵膜が破れて羊水が出ることを「破水」といいます。

破れた場所により、一度に大量に水が出ることもあれば、尿もれのような感覚で少しずつ出ることもあります。
羊水は無色透明なので、清潔なナプキンを当て、分泌物の色や臭気、量などを観察しましょう。
複数回その状態を感じるようなら、破水の可能性があります。

 

破水かどうかの判断に迷う場合は産院へ連絡をし、状況を伝えて指示を仰ぎましょう。
破水は、赤ちゃんが生まれる直前に起こることもあれば、陣痛が始まる前に起こることもあります。
陣痛が始まる前に起こった場合でも、あわてる必要はありません。

 

ただし、菌が入りやすい状態になっているので、細菌感染の恐れがある入浴やシャワーは避け、清潔なナプキンを当てましょう。そして産院へ電話をかけ、入院の荷物を持って、産院へ向かいましょう。

前駆陣痛と陣痛

出産予定日が近づいてくると、出産への準備として不規則な子宮収縮が起こります。

これを「前駆陣痛」と呼び、生理痛のような痛みや、腹痛、腰痛などの症状があらわれます。通常、出産の1カ月くらい前から、不規則におなかの張りを感じることが多くなります。

 

しかし、前駆陣痛はそれまで感じていたおなかの張りと違い、おなかが硬くなり、痛みを感じます。
本格的な陣痛と違うのは、子宮の収縮が不規則であること。あまり感じない人、夜になると張ってくる人など、経過は人それぞれです。
痛みの感じ方にも個人差があり、回数も長さもばらばらですが、痛みで眠れない人もいます。

 

ただし、おなかの張りが続き、痛みの間隔が規則的で強くなってきた場合は、本陣痛の可能性があるため早めに病院に連絡するようにしましょう。
前駆陣痛があることで、少しずつ赤ちゃんへ刺激がいくと同時に、母体も赤ちゃんの通り道である子宮や子宮頸管を柔らかくし、本格的な陣痛の準備を行います。

 

陣痛」とは、赤ちゃんを子宮から産道(膣)を経て徐々に外側に押し出すために、規則的で次第に強まっていく子宮の収縮のことです。赤ちゃんの出てくる準備が整ったら母親の意志とは関係なく起こります。

 

収縮が10分間隔で規則的に起こるようになった時点で、陣痛開始となりますが、お産が進行するにはまだまだ時間がかかります。
ですから、初産の場合は痛みが7~5分間隔になった、もしくは痛みが強くなってきたと感じた時点で病院へ連絡をしても十分間に合います。(切迫早産などの既往がある人は、医師の指示にしたがいましょう)
経産婦の方は、陣痛開始から分娩完了までにかかる時間が初産婦の約半分といわれています。
陣痛が規則的になった時点で病院へ連絡をしましょう。

 

また、初産の場合、陣痛かどうか判断に迷う場合もあると思います。
時間をかけて少しずつ間隔が整い短くなっていればお産に向けての準備が進んでいる証拠ですが、陣痛につながらず一度波が引いてしまうことも珍しくはありません。
痛みの間隔が10分前後の段階になると入院の指示も出されるようになりますが、実はここからもまだまだ時間がかかるので、特に初産の人は焦らなくて大丈夫です。

前駆陣痛から出産までの流れ

一般的に、前駆陣痛が起こり、おしるしが出現します。

 

その後、当日~数日の間に陣痛が始まります。陣痛が徐々に強くなって、子宮のが開く過程で破水が起こります。もちろん、陣痛より先に破水する場合があったり、おしるしがなく陣痛が始まる人もいます。

 

《 監修 》

  • 濵脇 文子(はまわき ふみこ) 助産師

    大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。
    助産師・保健師・看護師。
    産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。
    はぐふるアンバサダー。
     
    妊娠から産後まで、一人一人に寄り添い幅広くサポートを行う。
    また、自治体や企業とマタニティーソリューションの事業構築や講演・執筆活動、専門職の教育研究にも携わる。
     
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