不妊治療 や妊活で夫婦のコミュニケーションはどのようにしたらよい?【助産師監修】

2020.03.16

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【監修】助産師:濵脇文子先生

妊娠を望む上で、何より大事なのはやはりパートナーの協力と理解です。

 

一緒に病院に通ったり、気分が落ち込んだ時や愚痴を言いたくなった時は話を聞いてもらったりして率直に話し合い、自分ひとりで完結せず、ふたりで家族計画を立てましょう。

 

 

男性は論理的タイプが多い

 

一般的に、男性は論理的なタイプが多いといわれており、目的を立て、無駄がない動きや考え方で効率的にものを考える傾向にあり、何よりも目的達成を重視しています。
ですので、相手の問題を解決しようと提案をしがちです。

 

女性は共感タイプが多い

 

一方、女性は感情を重視し、誰かに共感を求めています。
話を聞いてほしいと、人とコミュニケーションを図るための行動が多く、協調性を重視しています。
もちろん、問題を解決することも、相手の気持ちを思いやることもどちらも必要です。しかしお互いが、自分の価値観を主張して議論をすれば、話が噛み合わず、コミュニケーションエラーになってしまいます。

男性ができること

言葉よりも行動が大事です。
一緒に病院に行くとか、パートナーが身体的につらそうな時は積極的に家事などを行うとか、日常生活のささいなことからでも行動で示していくことで気持ちが伝わります。
妊娠を希望し、そのために頑張っているふたりにとっての大敵は一喜一憂することです。
思うように結果が得られない時は、心持ちをいい方向に変えられるようなコミュニケーションを行いましょう。

女性は、自分の思いに共感してもらえた時に、救われたと感じることが多いようです。
「思い詰めすぎないようにゆっくり頑張ろう」
「あなたのせいじゃないよ、ひとりで悩まないでね」
「悲しいね、つらいね」
「君が元気でそばにいてくれて、一緒にいられるだけで幸せだよ」
など、相手の気持ちをおもんぱかり、その思いに寄り添うこと。
理屈が通らないと感じたことでも、「そうだね」と共感してあげましょう。間違ってもお説教はしないこと、正論であってもそれを振りかざさないことが大切です。

 

また、治療で実際に薬を飲んだり、注射を打たれたり、痛い検査をされたりするのはほとんどが女性だということを理解しておきましょう。

 

身体を大事にしてねと言葉を掛けたり、身体にいいものをプレゼントしたり、積極的に重いものを持ったりすると、女性は「自分を気遣ってくれている」「大切にされている」と感じてうれしいものです。

女性ができること

「いつも一緒にいるのだから分かってくれて当然」「どうして分かってくれないの」とつい考えてしまいがちですが、育った環境も価値観も違う個人として相手を尊重しましょう。

気持ちや考えを伝える時には、相手を責めるような言葉ではなく、「私」を主語にして、「私はこう感じている~」と伝えましょう。
そして、相手につらくあたってしまった後には、意地を張らずに素直に謝りましょう。

夫婦関係の問題を不妊の問題にすり替えてしまわないことも大切です。
妊娠を望んで一緒に歩んでいるふたりの仲が、小さなすれ違いから、大きなすれ違いに発展してしまっては悲しいですよね。

 

妊娠を希望しているときだけにかかわらず、夫婦のコミュニケーションで大切なことは、お互いの考えが違うことを恐れず、自分の思いを伝え、相手の思いにもよく耳を傾けることでしょう。
お互いを見つめ合い、思いやり、尊重する、そういうパートナーシップでありたいですね。

《 監修 》

  • 濵脇 文子(はまわき ふみこ) 助産師

    大阪大学大学院医学系研究科招聘准教授。
    助産師・保健師・看護師。
    産前産後ケアセンターヴィタリテハウス施設長。
    はぐふるアンバサダー。
     
    妊娠から産後まで、一人一人に寄り添い幅広くサポートを行う。
    また、自治体や企業とマタニティーソリューションの事業構築や講演・執筆活動、専門職の教育研究にも携わる。
     
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