あなたの 睡眠 は何タイプ?睡眠を知って妊娠しやすい体作りを目指そう【インストラクター監修】

2020.06.01

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睡眠

睡眠についてどのくらい知っていますか?

「眠る」「睡眠」はだれにとっても欠かせないものですが、どういう状態のこと?と改めて聞かれたら、あなたなら何と答えますか?
ほとんどの方は「夜、身体を休めること」と答えるでしょう。でも「身体を休めるってどういうこと?」とさらに深く聞かれると、なかなかはっきりとは説明できないのではないでしょうか。
私たちが1日8時間眠っているとすれば、1日の1/3の時間を睡眠に充てていることになります。つまり人生の1/3は眠って過ごしていることになります。人生の1/3を占める「睡眠」についてもう少し詳しく知ってみましょう。

睡眠は人間の根源的な欲求の一つ

睡眠とは、意識水準や外的刺激への反応が一時的に低下する生理現象で、生存に欠かせない役割を持つものです。睡眠のメカニズムをレム睡眠(身体は眠っているが、脳は覚醒に近い状態)、ノンレム睡眠(深い段階に至ると脳が休息する睡眠)などに分類して詳しく解明されるようになったのは脳科学が進歩した20世紀以降です。つまり「睡眠」は比較的新しい研究分野ですから、私たちが知らないことがたくさんあっても不思議ではありません。
人間には様々な生理的欲求がありますが、「睡眠欲」は、ほぼ抗うことが不可能な欲求です。睡眠欲が強まると、運転中や勤務中など寝てはいけないシーンでも、強い眠気を抑え続けることは難しくなり、突発的に眠りに落ちてしまうことさえあります。
これはマイクロスリープと呼ばれ、突然に数秒の非常に短い眠りに落ちてしまう現象です。身体は睡眠を必要としていますから、脳は割り込むように眠る指示を出し睡眠を挟み込むと考えられています。マイクロスリープは身体が出す「もう働けません」というサインですから、仮眠を取ることが大切です。

睡眠にはタイプがある

睡眠といえばヒツジが思い出されますが、実際のヒツジの睡眠時間は1日2~3時間程度ととても短く、一方で、コアラやナマケモノは20時間以上も眠ります。このように睡眠時間は種によって異なっています。

 

人間の睡眠時間は、一般に1日7~8時間の睡眠がよいとされていますが、人によって個人差があります。睡眠には時間だけでなく「型」もあり、その人によって異なります。

あなたの睡眠はヒバリ型とフクロウ型どっち?

睡眠の型をヒバリ型フクロウ型に分けることがあります。

 

ヒバリは、朝早く大空高く舞い上がって元気よく鳴く鳥です。睡眠学では夜は早めに眠りにつき朝早く起きて活動する人をヒバリタイプと呼んでいます。フクロウは説明するまでもなく夜型の人を指しています。あなたはどちらのタイプでしょうか。また、家族はどちらのタイプでしょうか。

家族の生活スタイルは睡眠に影響する

ヒバリかフクロウか、つまり朝型か夜型かは遺伝の影響もありますが、環境に左右される部分もあります。たとえば、どうしても午前中は授業に来られないという生徒の家庭生活を改めて検証すると、家族全員が夜型の生活スタイルになっている場合があります。家族の中で1人だけ朝型の行動を取るというのは難しく、そうした家族の生活スタイルが授業に来られない原因となることがあります。

 

本来の体質が夜型だったとしても、新聞配達など朝早く起きる必要がある職業に就くと、早起きの生活スタイルに変えていく必要があります。最初は早起きがなかなか難しいかもしれませんが、徐々に身体を慣らしていけば、朝型に変えていくこともできるでしょう。

あなたの睡眠は短眠型と長眠型のどっち?

また、短眠型タイプ長眠型タイプに分けて考えることもあります。

短眠型は一般に1日の睡眠時間が5~6時間以内でも日中の活動に支障が出にくいタイプです。短眠型の場合は熟睡さえできれば体調も維持できますから、1日の活動時間を長くとることができます。政界や産業界で活躍するエネルギッシュなタイプには短眠型を自称する人も目立ちます。

 

一方、長眠型の人はやや神経質ではあるものの、独自の世界観を持ち、探求心に富んでいるので、研究者や芸術家に多いとされています。このほかにも眠りの浅さ、深さで分ける考え方もあります。

社会生活のスケジュールに合わせて睡眠を整え、妊娠を目指そう

私たちは、社会生活を営む以上は、社会の枠組みと完全に離れて暮らすことはできません。学校、職場などの始業時刻は決まっていますから、自分がどのタイプであろうと、社会生活のスケジュールに何らかの形で合わせる必要があります。そのためには、睡眠の取り方や睡眠の質についてもきちんと考えて、毎日の24時間を「睡眠」の視点から見直してみることが必要です。

 

睡眠と妊娠には大きな関わりがあり、妊娠を目指すためには、一般に必要とされている7時間~8時間の睡眠は確保して体調を整えましょう。規則正しく、良質な睡眠をとることで、体の健康が保たれ、卵子や精子の働きにも良い効果をもたらすのです。自分の睡眠のタイプをよく理解し、改善できそうなところから少しずつ見直してみましょう。

《 監修 》

  • 橋爪 あき(はしづめ あき) 睡眠改善インストラクター

    慶應義塾大学卒業。
    一般社団法人日本眠育普及協会代表、睡眠改善インストラクター(日本睡眠改善協議会認定)、
    日本睡眠教育機構上級指導士、日本睡眠学会会員、NPO法人SASネットワーク理事。
    睡眠知識の広報活動、講演、執筆、メディア・企業の企画協力などを行う。

    HP https://min-iku.com/

     

     

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