【特集】11月14日は世界糖尿病デー!はぐふるに掲載中の記事をご紹介

2024.11.14

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11月14日は世界糖尿病デーです。

世界糖尿病デーとは、糖尿病の脅威が世界的に拡大しているのを受け1991年にIDF(国際糖尿病連合)とWHO(世界保健機関)が制定した国際デーです。

2006年に国連により公式に認定されました。
日本でも毎年、11月14日を含む一週間を「全国糖尿病週間」として、全国各地で糖尿病に関する活動が行われています。
今年は2024年11月11月~17日が糖尿病週間になります。

皆さんは糖尿病がどのような病気なのかご存じでしょうか?
はぐふるでは、糖尿病に関する記事をいくつか投稿しております。
今回は本文も合わせ、一部ご紹介します。

ぜひ、気になった記事にアクセスの上、記事を読んでみましょう。

①【医師監修】子どもの『 糖尿病 』の症状は?糖尿病の原因・症状・治療法など

糖尿病は、①膵臓でインスリンが作れなくなって起こる1型糖尿病と、②インスリンの量が不足したり働きが悪くなったりして起こる2型糖尿病があります。1,2) (表1)

 
表1:糖尿病の種類:1型糖尿病と2型糖尿病1,2)

表1 1型糖尿病 2型糖尿病
患者さんの割合 乳児期にはほとんどが1型 小学生・中学生では約60%が2型
体格 やせ型が多い 肥満型が多いがやせ型もみられる
主な発症年齢 25歳以下が多い 中高年以降が多いが、小学生や中学生の小児も増えている
主な誘因 遺伝素因(体質)とウイルス感染などによる免疫の異常 ・食べ過ぎ、運動不足、ストレスなど
・家族歴があることが多いため遺伝素因(体質)も関係していると思われる
発症の経過 急激に発症 年月をかけゆっくり発症
症状 のどの渇き、多飲、多尿など 無症状なことも多く、学校の検尿で発見されることも
治療 インスリン注射が絶対に必要 ・食事療法と運動療法が基本
・血糖降下薬の内服やインスリン注射を併用することも

 
膵臓(すいぞう)から分泌されるインスリン* は血液中のブドウ糖(血糖)を少なくする働きがあるホルモンです。
このインスリンの分泌や働きが悪くなると、血糖値が高くなり、ブドウ糖が尿の中に漏れ出し糖尿病となります1)
 
子どもに多いのは1型糖尿病ですが3) 、最近では、子どもの運動不足や肥満の増加に伴い、2型糖尿病の子どもも増えてきています1)
 
日本の小児で1型糖尿病の治療を受けている人は、約6,500人だといわれています1)

 

*インスリンの働き
食事などで食べた炭水化物は、胃や腸で分解されてブドウ糖になり、体のエネルギーとして利用されます。
ブドウ糖がエネルギーとして利用されるためには、インスリンによりブドウ糖が筋肉や肝臓、脳の細胞の中に取り込まれる必要があります。
インスリンは、ブドウ糖が細胞の中に入るのを助ける作用があります。
食物を食べた結果、血糖値が上がると、膵臓からのインスリンの分泌が増えて、血液中のブドウ糖が細胞の中に入ることで血糖値が下がります1,3)

 

1) 日本小児内分泌学会.:糖尿病(2022年11月30日閲覧:http://jspe.umin.jp/public/tounyou.html)
2) 日本小児内分泌学会・日本糖尿病学会(編著).:1型糖尿病(インスリン治療を必要とする)幼児の幼稚園・保育施設への入園取り組みガイド―園児受け入れ担当者と保護者のために 改訂第2版. (2022年11月30日閲覧:http://jspe.umin.jp/iframe/files/guideline_190726.pdf)
3) 金子堅一郎(編).:3. 糖尿病. 子どもの病気とその診かた第1版. 南山堂. pp399-404, 2015.

 

2.  子どもの糖尿病 の原因
3.  子どもの糖尿病 の症状
4.  子どもの糖尿病 の検査でわかること
5.  子どもの糖尿病 の治療法と薬
6.  子どもの糖尿病 のホームケアと予防

などを、続きの記事でチェック!

 

②【医師監修】妊娠糖尿病 ってどんな病気?妊娠糖尿病はどんな人がなりやすい?

糖尿病という病気を知っていますか?

 
糖尿病は、尿に糖が出る病気、おいしいものを大量に食べていたらなる病気、血糖値が高くなる病気、などといろいろいわれていますが、本質は「糖を上手に使えなくなる病気」です。
食事で摂取した糖分は、インスリンというホルモンの働きで体に取り込まれます。
ところが、何らかの理由でその取り込みがうまくできないと、余った糖が血液に残って高血糖になり、尿にも糖が出現します。
糖尿病が極端に悪化すると、どんなに食べても糖を吸収できず、体は飢餓になりますので疲れやすく、むしろ痩せてしまい、インスリンの注射が必要になります。
 
 
中高年で肥満の人が美食を続けているとなる病気というイメージがある方もいらっしゃると思いますが、実は妊娠中に発症することがあり、これを「妊娠糖尿病」といいます。
 

妊娠糖尿病になると、お母さんだけでなく、おなかの赤ちゃんも高血糖になります。
赤ちゃんはおなかの中でずっと高血糖にさらされてしまうと、さまざまな合併症になることが分かっています。

 

日本産婦人科学会によると、妊娠中のお母さんのうち、7~9%が妊娠糖尿病と診断されています(2022年1月現在)。
もともと妊娠中に誰でもかかる可能性がある病気ですから、今まで高血糖とは無縁だった人でも十分に注意が必要です。
 

・妊娠糖尿病はどんな病気?どんな人がなりやすい?
・妊娠糖尿病の診断と治療方法は?
・妊娠糖尿病を起こさないための予防法は?

 

などを、続きの記事でチェック!

 

③【体験談】妊娠糖尿病になったら、どんな治療をするの?出産後はどうなる?

2人目の妊娠時に、初めて妊娠糖尿病と診断を受ける

――3度の出産経験がある田中さんですが、初めて妊娠糖尿病と診断されたのは1人目の妊娠時ですか?

 

田中さん

初めて妊娠糖尿病と診断されたのは、2人目の妊娠時です。
1人目の妊娠時は、最初の糖負荷検査*で血糖値が高く出て再検査となりましたが、再検査では問題がなかったため診断はされませんでした。

 
*糖負荷試験;決められた量のブドウ糖を飲んでから一定の間隔で血液検査を行い、血糖値を一定に保てるかどうかを調べる試験。糖尿病の診断に用いられる。
 
 

――2人目の妊娠時は、どのタイミングで妊娠糖尿病と診断されましたか?

 

田中さん

確か12月頃に妊娠がわかって、翌年4月頃に診断されたと思います。
インスリン治療を始めたのは5月でした。

 
 

――診断後はどのような治療が行われたのでしょうか?

 

田中さん

まずは食事療法を行いました。
栄養相談を受けて食事を調整したのですが、それでも血糖値は高めだったようです。
血糖値を測定するために1日に7回ほど採血をするのですが、その推移をしっかり見てもらうことと食事療法を兼ねて、ゴールデンウィーク頃に約5日間入院をしました。
入院中は8時、12時、18時の食事のほかに、10時、15時、20時におにぎり1個を食べました。
病院食でカロリー制限をしつつ、おにぎりを食べても血糖値が上昇しないかを見るためです。

 
 

――その検査の結果はどのようなものでしたか?

 

田中さん

空腹時・食後ともに血糖値が高かったため、5月中旬頃からインスリン治療を始めることになりました。
糖尿病を専門とする別のクリニックを紹介されて産科との併用を勧められたのですが、私は1つの病院で完結させたかったので、産科と代謝内科が両方入っている大きな病院に転院することにしました。

 
 

――血糖値を測定する機械、インスリンを注射する針やセンサーなどは最初に購入されたのでしょうか?

 

田中さん

必要な機材は病院から貸してもらい、注射は自分で打っていました。
私は看護師なので、検査科で使い方を教えてもらって、自分で血糖値の測定やインスリンの注射を行うことができました。
ノボラピッドというインスリンを使用しました。
注射をしたらすぐに血糖値が下がるので、そのときは食事を目の前に置いて、すぐ食べられるようにしていましたね。

 


――血糖値を測定する機械、インスリンを注射する針やセンサーなどは最初に購入されたのでしょうか?
――注射をする際に痛みはありましたか?
――家で注射を打っていたとき、怪我などのトラブルはありませんでしたか?
――インスリンの注射は1日に何回打っていましたか?
――インスリン治療中、家族がしてくれたサポートはありますか?
――出産後はインスリンの注射を打たなくなるのですか?
――赤ちゃんの様子を見る以外は、通常の分娩と同じような形なのでしょうか。

 

など、続きの記事ではリアルな体験が読めます。

 

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