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月経トラブル(生理のトラブル)

2020.05.11

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月経トラブルとは?

女性の体ではさまざまな女性ホルモンが分泌され、そのリズムによって排卵や月経が起こります。月経開始から次の月経開始前日までを月経周期といい、その周期は25〜38日が目安です。

ところが、なんらかの原因で月経周期が乱れてしまうことがあります。こうした月経不順がたまたまであれば特に問題はありませんが、もしも続くようであれば、一度産婦人科で相談したほうがいいでしょう。

 

月経の頻度の異常
○頻発月経:月経の周期が通常よりも短くなること。目安は期間が24日以内。
○稀発月経:月経の周期が通常よりも長くなること。目安は期間が39日以上。

○無月経:妊娠していないのに月経が来ない状態。目安は3カ月以上。原発性無月経と続発性無月経がある。

 

月経の長さの異常
○過長月経:月経の期間が通常よりも長くなること。目安は周期が8日以上。
○過短月経:月経の期間が通常よりも短くなること。目安は周期が2日以内。

 

月経の量の異常
○過多月経:月経の出血(経血)量が通常よりも多いこと。強い月経痛があることなど。

○過少月経:月経の出血量が極端に少ないこと。

大きめのナプキンを、1〜2時間に1回変えないといけないくらい多い場合は過多月経です

月経トラブルの原因は?

月経周期のトラブルの多くは、女性ホルモンの分泌がうまくいっていないことでホルモンのバランスが崩れて起こります。

その原因として、過度なダイエット、大きなストレス、肥満、環境の変化などがあります。また、パニック障害やうつの治療で長期間、薬を服用した結果、ホルモンバランスに影響して月経不順になる場合もあります。

 

そのほかにも、数は少ないですが、内科系の病気や女性ホルモンの司令塔である脳の下垂体に腫瘍があることで、ホルモンバランスが乱れるケースがあります。

過多月経では、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮がんなどが原因になって、多量の経血や強い月経痛が起こっている場合があります。

月経トラブルの検査、診断、治療方法は?

基礎体温表と血液検査(ホルモン検査)でホルモン分泌の状態を調べます。また、超音波検査で子宮と卵巣の様子を確認します。

 

月経の頻度の異常
ホルモン検査がメインになります。

○頻発月経:
大きな問題がないことが多いです。排卵期の不正出血を月経と勘違いして、周期が短いと思っている人もいます。そのような場合は、基礎体温表を付けると分かります。また、年齢と共にFSHというホルモンが上昇すると、月経周期が短くなってくることがあり、その場合は卵巣機能低下を疑います。

○稀発月経:
一番多い原因は多嚢胞性卵巣症候群というホルモンバランスのトラブルです。2カ月以上開く場合は、産婦人科を受診しましょう。ストレスなどによって一時的に月経が止まってしまうこともあります。

○無月経:
もともと順調だった月経が急に止まった場合は、妊娠であることがほとんどです。または、ストレスなどで一時的に月経が停止した場合は、自然に戻ることもあります。一方で、卵巣機能が低下から廃絶してしまって無月経になっている可能性もあります。3カ月以上月経がない場合は、産婦人科を受診しましょう。ホルモン検査がメインになります。

 

月経の長さの異常

○過長月経:

子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなど、子宮のトラブルにより月経が長く続くことが多くなります。これらは超音波検査や子宮鏡検査で調べます。また、排卵が不完全であったり、無排卵周期であったりすると、その周期のみ月経の期間は長くなることが多くなります。

○過短月経:
ほとんどは問題ないことが多いですが、女性ホルモンが不足している可能性もあります。

 

月経の量の異常

○過多月経:
過長月経と同時に起こることが多く、子宮筋腫や子宮腺筋症、子宮内膜ポリープなど、子宮のトラブルで月経の量が多くなります。

○過少月経:
過短月経と同時に起こることが多く、ほとんど問題ないことが多いですが、女性ホルモンが不足している可能性もあります。

《 監修 》

  • 洞下 由記(ほらげ ゆき) 医師

    聖マリアンナ医科大学助教、大学病院産婦人科医長。2002年聖マリアンナ医科大学卒業。

    不妊治療をはじめ、患者さんの気持ちや環境を一緒に考えてくれる熱血ドクター。日本産科婦人科学会専門医、日本生殖医学会生殖医療専門医。専門は生殖内分泌、周産期、がん・生殖医療。

    HP 聖マリアンナ医科大学病院

     

     

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